買収される側の従業員の心情には充分配慮する

新しい社風に馴染めるかという不安に配慮する

M&Aによって買収された会社の授業員は、新しい社風の中で人間関係を新たに築くことになります。長年、働いていた人ほど新しい社風や人間関係に溶け込むことができるか不安を感じているでしょう。中には、新しい会社の人間とは付き合わない、社風には合わせないと決めている人もいるかもしれません。
買収した側からすれば、一刻も早く新体制に慣れてほしいと考えるかもしれません。ですが、焦って買収された側の社員の不安な気持ちを無視してはいけません。買収された事実をわかってはいても、すぐには受け止められないということを理解しましょう。時間をかけて新しい会社のことを理解して納得してもらった方がその後、長く働いてもらえるでしょう。

待遇や将来に対する不安に配慮する

M&Aで買収された側の社員は、待遇や将来の昇進などについても不安を抱えています。業績が悪くなった時に一番に降格されたりリストラの対象になったりするのではないかと感じている人も多いです。そのため、買収された側の従業員に対する待遇や扱いについては、事前に明確にしておくことが後々のトラブル防止になります。
給与や退職金は、M&A後は、新会社の基準が適用されることがほとんどです。買収される側の従業員の中には、給与が下がり不満がある人もいるかもしれません。ですが、新しい給与体系でもきちんと説明があれば納得してくれることも多いです。曖昧にされればされるほど、新しい会社に不信感を抱いてしまいます。優秀な従業員が待遇などに不安を感じて辞めてしまわないように、買収される側の従業員の質問にはっきりと答えてあげることが大切です。